曖昧模糊たる人生の問題解決法


■ 人生が曖昧模糊たる訳


人生を生きていきながら「どうすればいいのか?」あるいは「何が最善なのか?」明快な答えを知りたい時が一度や二度ではないでしょう。おそらく今この瞬間も、多くの人がこのような悩みをそれなりに持っていると思います。


私も幼い時からこのような問題をはっきり知りたいと思っていました。そして私だけではなく人々の悩みを解決してあげたくもありました。小学校5年生の時、教科書に出てきた「大いなる岩の顔」を読んで、その答えを話すことのできるのは、「私」だという予感もありました。


人々はそれなりに自分が置かれた立場で、曖昧模糊たる問題をどのように解決しなければならないのか聞きたくて、色々と探し回り答えを求めています。そして問題もその人の水準によって深さはそれぞれです。幸運な事は、それなりにその人の水準に合ったよい相談相手がいて相談に乗ってくれるという事です。


以前ある大企業の関係者が私にこのように尋ねたことがありました。「私たちの会社は借金がとても多いです。どのように思われますか?」。私はその時その借金を早く返すように言いました。そしてやむなく借金をする必要があるときは、30%以内に減らすように言いました。するとその関係者は「負債も財産」と言って、なぜそうすべきなのか聞いてきました。


私は、その言葉は考えに過ぎず、現実はそうではないと説明してあげました。そしてその関係者は私の説明を聞いて、多くの借金をほとんど全て返済しました。そしてその後IMFという事態が起きました。今その会社は大韓民国屈指の会社となっています。


それなりに水準が低い問題でも高い問題でも、何が正解なのか曖昧模糊たる理由は、大きく二つあります。そして私の話を初めて聞かれる方は、用語自体初めて聞くものなので理解できず、聞くのをあきらめてしまうこともありますが、そうであるほど繰り返し何度も聞けば、その意味を自然と分かるようになり、そうなると私の話がどんどん面白くなり、真理のように聞こえてくることでしょう。ですから、注意深く私の話を聞いてみて下さい。


■ 心と現実


私たちの人生が、何が何だか分からない曖昧模糊たる訳は、二つの理由のためです。一つは、「心と現実」です。この心とは心情とも言え、あるいは知識や経験と言うこともできます。もう一つは、その心が「行動する霊魂と、考え満足する自意識」という二つがあるという事実です。そして私たちの心が現実世界に直接影響を及ぼすのは霊魂です。しかし普通私たちが考え思い立つ心は即ち自意識です。


自意識が考え、その考えがすぐに現実となれば、どれほど良いでしょうか?ですが、考えでもない、かといって無いものでもない「霊魂」が作用してこそ現実に実現されるので、これがおそらく一番目の「曖昧模糊」なのです。


初めて聞く方は、この言葉がとても難しく聞こえるかも知れませんが、単語の意味を知り、続けて何度も聞くと、実はたいしたことのない当然の話です。なぜなら、心は誰しもが持っている「精神世界」であるからです。


最近は、あらゆることが科学的に証明されてこそ信じることのできる、そんな時代です。ですが科学も人間の学問であるため、人間の限界を超えられていないというのが現実です。この言葉は、人間が知ることのできる肉体の五感以外の世の中を科学は明らかにできないということです。ただ科学の中でも、「量子物理学」だけは例外です。なぜなら量子物理学は、私たちの心が現実に及ぼす影響を明らかにする「目に見えない物理学」であるからです。


ですから私たちの心の波長と現実世界を、科学は明確に知ることができないのです。ただ難しく複雑に思われるのは私たちの心の作用であり、不思議で神秘的なことは、現実が私たちの心ととても密接な関係にあるという事実です。


もしかしたら私たちの目に見えるこのあらゆる現実世界が、私たちの心によって動いていると言うこともでき、また私たちの心がこの現実世界の影響を受けて動いていると言うこともできます。このような関係から、曖昧模糊たる問題が生じてくるのです。


「負債も財産」と信じていた大企業の関係者は、欲におぼれ現実をよく分からなかったのでそのようなことを言えたのであるし、このように私たちの心が欲におぼれて世の中を眺めると、世の中の現実は正しく見えず歪曲されて、後々大きな問題となって近づいてくるということを、大部分の人達はよく分からないのです。


私たちの心が現実を動かす人生を「能動易」と言います。そして心が現実に影響を受けて動く人生を「受動易」と言います。私は実に誰もが能動易で生きることを願っています。そしてそのように生きる道を教えてきました。ですが、大部分の人は私が願う能動易の生ではなく、受動易によって生じた問題を解決して欲しいとよく尋ねてきます。そして、その答えはまさに「能動易」です。


■ 霊魂と自意識


私たちの心というエネルギーには、二つの性質があります。一つは伸びて行く気運、もう一つは引き寄せられる気運です。普通私たちが考え判断し、記憶している世界は、引き寄せられる気運によって作られたものです。そしてこのような心を「自意識」と言います。


そして私たちの体を動かし、私たちの体を守るために反応するエネルギーがあります。このエネルギーを伸びて行く気運と言います。そして、このように私たちの体を動かす心を「霊魂」と言います。霊魂は伸びて行く気運なので押し出したり行動することはできますが、考えたり判断する意識作用がないので無意識と言います。そのため私たちはどのように現実を動かさねばならないのか知ることができないのです。


私たちの肉体は、直接世の中を見て、聞くのではなく、実は引き寄せられる気運が、引き込んだ世の中を見て、聞いて、在ると信じているのです。そして考える意識は、その世界の中で起こっているのです。この言葉はまさに私たちの考えが、現実を通じて起こるのではなく、過去の中で考え判断するという意味です。


そしてこのように引き込む力を通じて世の中を感じるため、皆さんは聞きたくなくても工事現場の騒音を聞かねばならないし、横の人のおならも嗅がなければならないのです。自意識はこのように現実から影響を受けるだけで、その現実を直接感じることができません。しかし霊魂は考えたり判断したりはできませんが、在る現実を直接感じることができます。だからこそ武士は見えない刀も避けることができるのです。


もう一度言いますが、私たちの人生が曖昧模糊たるのは、自意識と現実が互いに一致しないからであり、心もまた考える心と行動する心が互いに異なり、それと現実との間でどの心をどのように使うべきなのか分からないからです。


現実に必要なものは、霊魂がその対象を引き寄せますが、自意識が欲におぼれると、その欲が現実に背を向けて意地を張って現実を壊します。また現実的に成就する前に可能性だけを見て喜んだり満足したりしてしまうと、霊魂はその対象を現実から押し返して成就直前に失敗するよう作るのです。そしてこのように成就する前に、全てできたかのように嬉しそうに話すことを「天機漏洩(天機を洩らす)」と言います。


私たちはまず心を知る前に、現実を知らねばなりません。そして科学が明らかにすべき世界がまさにこの現実という世界です。私たちはこれまで目の前にあるこの現実をよく知らなかったために「神」や「宗教」を信じてきたのです。


私たちの体は見える物体を見て、聞こえる音を聞きます。この話はまさに、在る粒子だけを感知するという意味です。ですが粒子も私たちの目で見ることができないほど小さくなると、その時は波動に変化します。そうすると、見えるものだけを見て知っていた人間は、その波動の作用を「神」のように信じるようになるのです。


ですから私たちは心を知り、現実を知れば、その時「神の作用」を正しく理解することができます。そして奇跡のようなことが起こり得るのは、実は私たちの心と現実が同じものであるからなのです。


考えて判断する基準は、常に知っている自意識が基準となってはいけません。多くの人が失敗する理由が、まさにこのように合わない自意識を基準にして計画するためです。自意識は過去です。ですから現実に失敗したのです。今必要なことを備えることができず、過去のものを準備するため成功することができなかったのです。従って全ての判断と基準は、常に在る現実を基準にして考え判断しなければいけません。


現実と心の中で、心が基準となり満足すると、現実は立ち去ってしまいます。簡単に言うと、「自意識」が満足すると「霊魂」はその満足の対象を現実から押し出してしまうのです。そして心が油断すると霊魂はその油断の対象を現実に引き込みます。


泥棒に油断すると泥棒に入られ、火災に油断すると火が出るのです。ですからこのような問題を解決するためには必ず保険に入る必要があります。これはもしもを想定してではなく、未然に防ぐためです。そしてこのように未然に防ぐことができるのは、現実を基準に考えているからです。


日本の近藤誠医師は言いました。「病院によく行く人ほど早死にする」と。それは「心」が病気を引き寄せるためです。ここで言う心とは、霊魂です。そこでこのような時はむしろ「放っておけばよくなる」と考えて、裸地メンタン療法(裸足で地面を歩く療法)などを実践し続けるのがよいでしょう。

■ 感謝状態


教養書籍のように聞こえるかもしれませんが、常に現実に感謝する心を持たなければいけません。今現在はつらく大変だったとしても、その現実を有難く考えれば、現実があなたを守ってくれ、さらによい状況となるよう道を開いてくれます。なぜなら感謝の心は即ちそれと一つになった状態であるからです。ですから世の中で幸福によく生きるためには、必ず現実に対する「感謝状態」を持ってこそ可能となります。


生きている現実を有難く思えば、現実はその人を守ってくれます。なぜならそのように現実を感じるのはまさに霊魂であり、霊魂が現実に密着されているのが私たちの人生であるからです。ですから「現実を心とみなさなければ、心が現実となって現れる」のです。生きる現実を責めれば、現実はその人を押し出してしまいます。するとその人はこの世の中を離れなければならないのです。


与えられた仕事を有難く考える人は、いずれ大事を成すでしょうし、小銭も大事に愛する人は後になって大金持ちになるのです。進むべき未来が明確な人はその未来が現実に近づいてきますが、一日一日をかろうじて生きる人は進むべき未来がはるかに遠い旅行のようにひどく大変な道になるのです。ですから世の中のせいにしたり恨んだりせず、まず自分が希望する生を心に定めることで、人生は定めた通りに明瞭な生となるでしょう。


毎時あらゆることに影響を受けて生きる人とならず、それと関係なく自身が定めた通り成される生を生きられることを願います。能動易で願う通り生きるためには、このようにまず自ら定めることで、それが現実となるのです。


能動易で生きる人の心はそれが即ち現実であり, 受動易で生きる人の現実はそれが即ち心です。つまり現実と心は同じものです。そしてこのように定めた通りに幸福な人生を楽しむことを「道楽」と言うのです。

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